まったく英語ができなかった僕がアメリカで6年間生き抜けた方法
- taigacasoccer15
- 2020年8月4日
- 読了時間: 8分
いつもゲームの記事を書いている僕ですが、今回は自分のこと、そして「留学したい!」や
英語が学びたい!という方のために
まったく英語ができなかった自分がどのようにして6年間もアメリカで生き抜いているのか、どうやって適応していったのかをお伝えしていこうと思います
書くことが多くなりすぎてしまうかもなので
第1弾、第2弾と分けていこうと思います。
目次
自分の過去
どのようにして適応していったか
みなさんに一言
自分の過去
元々自分は神奈川にある中学に通っていて、そこが中高一貫の学校だったのでぼけーとしながら毎日を過ごし、普通にこのまま高校までいくんだろうなーと思いながら生活していました。
授業では寝ていたり絵をかいたりとか
まあ、まったく集中はしていませんでした…
中学2年のころのある日、テレビで
三浦知良さんが昔ブラジルに留学してサッカーを学んでいたというドキュメンタリー番組をやっていて

漠然と自分の中で
「あ、海外に行くのいいかも」
みたいに軽く考えてました。
親に「俺海外に行きたい」と唐突に伝えた時
自分の親はそこまで驚かずに
「じゃあ夏行ってみる?」と答えてくれました
元々自分のことをいつかは海外に…と考えてくれていたみたいで
いいタイミングだったのかもしれません。
中学2年生の夏
イギリスにある
St.Mary's School

というところに
2週間だけサマースクールという形でいくことに、
これが自分の初めての海外体験になりました
この時の自分は英語は全くできず、
学校のテストでも毎回赤点レベルでした。
そんな自分が初めて一人で行ったプチ留学、
もちろん誰ともしゃべれず
何をしていいのかわからない状態になり
1週間の終わりに
ジェスチャーなどでなんとか漕ぎ着けてした
母親との電話で馬鹿みたいに泣いてしまったのを覚えています。
なにも通じず本当に恐怖を感じていた毎日だったのですが
そのころの母のある一言で吹っ切れることができたのを覚えています
それが
「よく観察してみなさい、みんな同じく小さい存在だってわかるから(笑)」
でした
はじめは???となっていた自分でしたが
2週間目
周りをよく見てみたら
同じようにどうすればいいかわかってないやつばかりでした
それはそのはずです
たった2週間だとしても
世界中からまったく知らない人種のやつらが集まって
初体験の宝庫だったのですから
はじめはよくわからないわけです
そこからは楽しかったです
ジェスチャーやサッカーなどを通して
どんどん新しい人と繋がれたし
本当に色々なやつがいたので
あの2週間は
まったく変化のなかった自分の日常に
大きな衝撃を与えてくれました。
帰るころには
「もう帰りたくない」と親に言ったレベルで楽しんでいました。
家に帰って一つ新しい発見をしました
それは母の英語のレベルの高さです。
母は幼少期に8年間アメリカにおり、仕事でも英語を使っているので
日常的に母の英語を家で聞く機会というのがよくありました。
日本にいたころの自分は
「何言ってるかわかんねーーwwww」
みたいなテンションで漠然と聞いているだけでした
しかしイギリスから帰ってきてひとたび聞いてみれば
「え、やばくね俺の母?」ってなるレベルで衝撃的でした。
そこからは早かったです
「俺英語話せるようになりたい」
この意思が固まり
海外に行くことを決意します。
元々自分が通っていた中学に交換留学をする制度があり
Cushing Academy

に1か月間
サマースクールとして次の年の夏にいくことが決まります
ここが僕ののちに通うことになる高校です
2週間の時とはいきません
今回はその倍の期間です
とりあえずは軽く理解できるようにしようと
まず始めたのが母との英語での会話でした
自分が返せなくてもいいから何をいっているのかだけでも聞き取れるようにと練習したのですが
さすがに厳しかったですね…
実際に行ったとき現実を見させられました
それでもやはり海外の環境は魅力的で物凄く刺激的な日常でした
実はこの学校にはもう一つ魅力的な部分があるのですがそれは次の欄でお話しします
その魅力的な部分も踏まえて
この学校に進学することを決めます
どのように適応していったか
入学を決めたのはよかったのですが
ふたつの問題が発生します
1、入学時にTOEFLが45点必要である
2、入学時の学年をどうするか
TOEFL

というのは
インターナショナルな生徒たちの純粋な英語力を測るためのテストのようなもので
120点満点
30 Listening
30 Writing
30 Speaking
30 Reading
となっています
45点なんて簡単だろと思われる方もいるかもしれませんが
参考に
ネイティブでも100点取るのは難しいです
それをまったく英語のできない自分が一から学んで取らなければならないので
死に近かったですね…
母の知り合いにTOEFL専門の塾講師をされている方がいらしたので
その方に作戦などを授けていただいたりしつつなんとか
35点まで点数を伸ばします。
ここである本に出会います
それが

これです
これを読んでからは英語の文法に対する考え方が一変、
そしてその塾講師の方から教えていただいた単語の覚え方で英単語の数も増やしました
そのやり方は…
まずなんでもいいです単語帳を手に取ります
そしてそのページにある単語全てを意味と一緒に声に出します
そのあと手で意味を隠して同じように声に出してやります
そしてできなかった部分にチェックを入れ
次のページへ行きます
そのあとまた同じようにやってから前のページへ戻り
チェックのついてるやつだけ手で隠していいます
もし言えたのならその日はもう戻ってこなくて大丈夫です
3日間チェックのあるやつに戻ってきて一回も間違えなければもう大丈夫です
それを永遠に繰り返し続けます
行っては戻り行っては戻りです。
こうして単語を覚え、文法を覚え、
なんとか55点まで点数を伸ばすことに成功しました
おかげでCushingへの入学がきまります。
実際の学校生活はもう大学生のように自分で自分の予定を管理するような感じでやります
自由ですが、やったことがその分自分に返ってくるので
責任を持って行動しないと痛い目を見ることになるような環境でした
英語は初めやはり喋ることに関しては大変でした
一日に1000回は発音の練習をした時期もありました
自分の中で一番大きかったなと思った英語を学ぶ上での姿勢は
とにかく自分の身の回りを英語で固めることでした
聞く音楽、読む文章、見る映画など
全て英語に変えました。
”会話というのはまず聞こえないと始まりません”
初め学校に来た時の集会で先生が話している言葉は呪文のようで
早すぎて聞こえませんでした
しかし3か月ほど経ってきてから
自分の周りに聞こえる音がスローに聞こえてくるようになります
そして単語は知らないにしてもどんな音なのか理解できるようになってきます
ここからは楽しかったです
音だけでスペリングがわかるようになり
会話から単語をピックアップして辞書で調べそして自分の会話で使うことで
ボキャブラリーが物凄く増えたり
新たな言い回しを覚えたりして
ああ、少しずつ英語ができるようになってきてるなと思うようになりました。
先ほど触れた
この学校のもう一つの魅力の部分に
英語が第一言語ではない子供たちのために
ESL system (English Second Language) というのがありました。
ここでは本当にお世話になりました
英会話を第一線の先生にネイティブで教えてもらえたので英語に関しての経験値がアホみたいに上がりました。
他に大きかったなと思うのは
チームスポーツです
アメリカの部活システムは面白く、
季節によってやるスポーツが変わり
秋はサッカー
春は野球
冬はバスケ
など
色々なスポーツが体験できます
これのおかげで
色々な奴と運動を通じて仲良くなれたので
友達もたくさんできました。
言語は通じなくても運動を一緒にすることで分かり合えたりすることも多いです
そんな中でもやはりチームスポーツはいいです
ぶつかり合ったりすることもありますが
大切なものが見えてくるときが多いですね。
こうして自分はどんどん環境に適応していくことができたんです。
皆さんに一言
さて、ここまで話した中で
「いやそんなの海外に行かなきゃ無理じゃん」
と思った方もいると思います。
確かに海外にいると強制的に周りが英語だけという環境は作れます
ただ僕がまず思ったことは
「ああ、日本にいたころからもっと身の回りを英語だけにしてればな」
でした。
もちろん絶対に日本にいる間は日本語がついて回ります
でも別に普段使用している物、読んだり見たり聞いたりしている物を意図的に英語にすることは可能です。
それを実際にやっても
「いや何言ってるかわかんないし読んでも意味わからないよ」
となるかもしれません
でもやはり言語です。
みなさんが数十年生きて話してる日本語
しかしそれでも完璧な日本語じゃありません
そんなに大変な言語習得を一瞬で
「いやこんなの意味ない」と切るのは意味がわからなくないですか?
時間がかかるものなんです
そんなにすぐできたら誰も苦労はしないと思います
時間をかけて耳を英語に慣らしてあげてください
僕みたいにスローに聞こえてくるはずです。
言語習得は結局のところ本人のやる気次第です
諦めないでやり続ければいつかは絶対誰でもしゃべれます
それはたとえ30、40歳になっても変わりません
もう遅いは存在しないですよ?
今から始めてもまだまだ間に合います!
一緒に頑張りましょう!
ここまで長々と書きましたが読んでくださりありがとうございます
物凄く長くなってしまいましたがこれでもまだ第一弾です…
たくさんの色々な経験を皆さんにシェアしたいので
また長々と海外についていつか別の記事で語ろうと思います。
皆さんも興味がある!と思う方
もっと話ききたい!という方はぜひ僕のtwitterにご連絡くださいね
@torakalu
で出てきます
英語も教えたりしてるのでよろしければご連絡ださいね!
それでは別の記事でお会いしましょう!!
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